コラム
8.262019
廃校×リノベ×ホテル
千葉県安房郡に廃校になった安田小学校が、リノベーションしてホテルに生まれ変わり、人がまた集まるようになったそうです。
使用しなくなった体育館は道の駅となりお野菜などの直売所になっていました。
テラス付きの温浴施設にもなり、地方活性化に貢献しています。
「昔、通った学校に泊まれるのは面白い!」と卒業した生徒が、親子で宿泊されるようです。
過去20年間で廃校になった学校は6,800以上あるそうです。
▼ホテルとして生まれ変わった事例▼
・カフェ・スコーラ(兵庫県淡路市)
・あいあいファーム(沖縄県国頭郡)
・おいしい学校(山梨県北杜市)
・秋津野ガルテン(和歌山県田辺市)
▼美術館になる事例▼
・太陽の森ディマシオ美術館(北海道新冠郡)
・思い出の潟分校(秋田県仙北市)
・3331 Arts Chiyoda(東京都千代田区)
・東京おもちゃ美術館(東京都新宿区)
・旧開智学校(長野県松本市)
・月出工舎(千葉県市原市)
・質美小学校 (京都府船井郡)
・京都芸術センター(京都府京都市)
・マンマミーア(滋賀県甲賀市)
・ART BASE MOMOSHIMA(広島県尾道市)
私が住んでいる中央区の十思小学校は、明治11年に開校し、関東大震災以降耐震、耐火性の高い鉄筋コンクリート造の校舎として建替えられ、平成3年に廃校、現在は、協働ステーション中央として中央区の社会貢献活動の輪を広げ、普及促進する場所として活用されています。
協働ステーションのほかに、小ホール、訪問看護ステーション、子供家族支援センター、保育園などもあります。
日本は他国と比較すると廃校をリノベーションする企画については、まだまだ発展途上であるという専門家のコメントもありました。
いづれにしても使われなくなると配管もあっという間に劣化するため、廃墟となる前に活かすアイデアの蓄積がとても大切と感じます。