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コラム
12.52018
不動産業界 あるある話 vol.3
早速、大阪万博開催が決定し「今買うなら大阪のワンルームマンション投資!」というような書籍が発売されているようです。
ちょっと待った!
著者はどういう方なんでしょうか?
調べると、ワンルームの投資用不動産を販売してこそ儲かる会社が自社で出版しているケースが多いです。自分の会社の利益誘導をするような書籍は腐るほどあります。
よって、なんでもいいなりにならないことが大切です!
万博開催地 夢洲(ゆめしま)の周辺をみると、大阪市住之江区、港区、大正区があります。
大阪市の推計人口年報というデータで確認すると住之江区も港区も大正区も実は人口減のエリアです。
日本の観光データとして、日本政府観光局JNTOがわかりやすい資料をみなさまの税金で作成してくださっています。
多くの客観的なデータを集めた上で、万博が終っても賃貸のニーズが途絶えることなく、今、手頃な価格で買える物件なら投資をしてもいいかもしれません。ファクト集めがとても大切です。ワンルームマンションは専有単価にすると割高です。グロスではなく単価で考えましょう。
私だったら分譲仕様で値下がりリスクの少ない場所かつ既に稼働している=または一瞬空室のマンションを購入すると思います。
ちなみに昨日発表された新駅「高輪ゲートウェイ」の周辺は、8年以上前から新駅ができるという話があったので、とっくに新駅周辺の不動産は抑えられ値上がりしています。これから昔購入された方が利益確定に走るので、売り物件が内々で出てくるのではないでしょうか。