コラム
7.32019
農家民泊@石川県能登町
石川県能登町にある一般社団法人「春蘭の里」は、空き家になった建築を活かしながら、農村の再生と地域の再活性化を目指している団体です。
石川県の能登と新潟県の佐渡は、世界農業機関(FAO)が認定する世界農業遺産に日本で第一号の指定を受けた地域として有名になりました。
春蘭の里は、農業民泊により月40万円の収入をめざし、若者が戻ってこられる、赤ん坊の泣き声が聞こえる地域をつくろうと取り組んでいます。
春蘭の里の取り組みによって、1年間の観光客数は1万4,000人にもなりました。地域の産物しか使わず、砂糖・化学調味料をつかわない料理を提供しています。
2018年末現在の農家民泊の数は47軒。空き家は所有者が転居や高齢者施設にいる、相続人が転居しているといった物件が主です。
最近では、教育の要素がある農村余暇活動が楽しめる修学旅行先としてアピールし、大都市部の学生が興味を示すようになりました(子ども農山漁村交流プロジェクトのモデル地区)。
また、BBCなど海外メディアにも取り上げられているため、欧米、イスラエルの観光客の割合が多くなっているそうです。