本日、第一生命の本社に行ってきました。
グーグルマップには元GHQ本部とあります。

第一生命社長室が、日本陸軍により接収され陸軍幹部の部屋となり、GHQ接収後、マッカーサーの部屋となりました。

広さ54㎡、部屋の壁は、すべてアメリカ産のくるみの木、床は、楢、樫、桜、黒炭などの寄せ木細工でできた管内一の部屋であり「最高の部屋に」という部下の要望が叶い、60年たった今も変わらずマッカーサールームとして保存されています。

マッカーサーの日常は、アメリカ大使館を午前10時30分に出発し、第一生命ビルに向かうところから始まります。
午後になるとすぐに大使館に帰って昼食をとり、短時間昼寝した後、再び第一生命ビルに戻り、夜遅くまで執務していたそうです。クリスマスどころか自分の誕生日もお構いなしに、一週間丸７日ぶっ通しで働いていたと伝えられています。

接収中の第一生命館では、民生局が置かれ、この民生局において２月４日から１２日までのわずか7日間で日本国憲法の原型であるGHQ草案が策定されました。

6年10カ月にわたる接収が解除され1952年9月17日に正式に第一生命に返還されます。