アウルプロパティ代表 尾藤弘子の不動産情報

コラム

寄付×相続

現在、寄付先としていろんな団体にお話を聞く機会があるのですが、NPO等の団体の支援先さまより「子供がおらず財産の引継ぎ手がいないので、自分が亡くなったら全財産を寄付したい。」というお話が増えているそうです。

その際に、不動産で寄付されても困るので現金化するお手伝いをしていただけないかとお申し入れをいただいたので、「ぜひ!」と快諾いたしました。
このような綺麗なお金に携われるのは私にとってはとても有難いことです。

私の叔母も自分の宝石をみころも堂に寄付すると言っていたのですが、叔母が亡くなった後、宝石そのまま寄付できないので母が現金化して結構大変でした。

寄付の方法ですが、要注意!!

遺言書を作成すれば相続税が課税されないのに対し、相続が発生してからの寄付だと公益性の高い団体への寄付を除き、相続税が課税されてしまうそうです。

またいくら寄付をすると言っても一旦相続人に遺産が受け取られる場合、寄付の約束が反故になるケースがあるようです。

40歳以上の21%が、NPOや自分が作った団体に寄付をすると決めていても実際に寄付を実行できているのは1%程度なので、亡くなった方の想いを遂げるためにもきちんと遺言書は作成しておきたいですね。

 

 

 

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