コラム
12.132018
建物状況調査のあり方
以前のブログで特に中古の不動産を購入する場合、売主買主双方にメリットがある建物状況調査をオススメしました。
中古戸建てに関しては基本的に居住目的の購入が多いため、雨漏りや主たる基礎部分に白アリがあとから発見された時に買主は困るので、調査は必ず行ったほうがいいと思います。
中古マンションの場合は、居住部分は個々に行う必要あるかと思いますが、主たる構造部や共用部分については、一度調査されたマンションであっても別の部屋が売りに出たら同じ項目の調査が行われてしまうことが予想され、なんとも私は無駄に感じてしまいます。
特にオーナーチェンジの投資用物件であれば、室内も見られないので、調査する箇所が日付変わるだけで毎回同じ項目になることは間違いないです。
過去に同じ物件で調査があった場合は、ラッキーなことに調査費用の価格が安くなれば、調査会社は、最小限のコストでお客さまにサービスを提供できます。
もしくは、ある売主さまが、個人が特定されない主たる構造部、共用部等の調査データのみ開示した場合、別の売主さまが同じ物件の別の部屋を売る際には、効率よく売買取引が行われるのではないでしょうか。
これぞ、エコノミーシェリング!
労働力が足りないというけれど、働き方改革はこのような個々の小さな心がけが重要のような気がします。