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コラム

年金泥棒@グリーンピア

日本列島改造論を掲げた田中角栄首相の元、厚生省が主導となって被保険者、年金受給者等のための保養施設として作られた施設グリーンピアをご存知ですか?

本来、生きがいのある有意義な老後を送るためにつくられた施設でしたが、高齢化と少子化の影響で公的年金積立金が不安定になり、多額の年金を投下して建築されたグリーンピアは、あっという間に経営不振に陥ってしまいました。
投下した年金保険料1,953億円に対し、グリーンピアの売却総額は僅か約48億円でした。今や、維持管理もされず、鉄部は錆びだらけで廃墟となっている場所すらあります。
一部の産業だけがお金をすすって、年金足りません!と平然と言ってのける。
グリーンピアだけではないです。
地方に行くと、人の気配も車の通りもないような場所が、立派な歩道と道路に代わり、多額の地方交付税が支払われています。

道路や箱モノを作ってあげることで、一部の票は確実に入る=当選できる。
国民のために声を上げて立候補した人が、当選した瞬間、国民の為ではなく自分が次に当選することが目的となってしまうのです。

ある方は言いました。
「一票の格差が是正されなければ真の民主主義ではない。」
まさにその通りだと思います。

金銭感覚も税金をいただいているにもかかわらず、環境問題に配慮するためにという後からとってつけたような理由で、テスラモーターの車を乗り回す市長。
開いた口が塞がらないとはこういうことなんですね。

最近、「タワーマンションの30年後は廃墟となるぞ!特に湾岸エリア!」
と言われておりますが、実際に住んでいる住民にとっては今問題として表面化されないので気にならないと思います。
今がよければそれでよし。
人の思考は、安定を求める傾向にありがちです。
変革すれば(引っ越し、買い替え)大変なことは目に見えている。
現状維持が心地いいのです。

政治家についても、未来の事はどうでもよく自分たちが生きている間だけ気にしている方たちが大半でしょう。衆議院議員の平均年齢は54.4歳。
女性議員比率は北朝鮮、サウジアラビア以下だそうです。(東洋経済転載)

私は、日本の何十年も先の未来を見据えた人に清き一票を投じたい。
そうなると若い人に投票することが、未来を自分事ととらえられる人なのではないかなと思います。

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