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コラム

歴史ある本物のお城

先日、娘を連れて群馬県にあるロックハート城に行ってきました。
雄大な自然に囲まれたロックハート城はドラマのロケ地としても度々登場し、また、結婚式会場としても利用されています。

ロックハート家の祖先サイモン・ロッカードは、スコットランドの独立を勝ち取り今もなおスコットランド人が最も敬愛する英雄 ロバート・ブルース王に仕える騎士としてその名をスコットランド史に留めています。

1329年6月7日にこの世を去ったロバート王は、自らの心臓をキリスト教の聖地バレスチナに埋葬するように遺言し、この命を受けたロックハート家の祖先、サイモン・ロッカードは、十字軍の戦況激しい中、ロバート王の心臓を「鍵をかけた小箱」に入れ、 スコットランドのメルローズ寺院に奉納しました。

以来、ロッカード家の紋章には鍵に囲まれたハートの図が加えられ、名誉を称えて家名もロッカードからロックハートに変えることを許されました。

ロックハート城は1829年、エジンバラの南西約50kmの位置に建てられました。
そしてこのロックハート城は1988年、当時のソビエト・ゴルバチョフ元書記長の承諾を得て、30個のコンテナでシベリア鉄道を経由し、同年12月無事日本に到着しました。

ヨーロッパの古城移築・復元は日本で初めてのことです。

俳優・故津川雅彦氏とロックハート城オーナー・平井良明の「夢」のリレーにより完成したものです。

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