コラム
12.302019
岡山県真庭市×隈研吾×三菱地所
先日、晴海にできた「CLT晴海プロジェクト」を見学してきました。
CLT(クロスラミネィティッドティンバー)は、ひき板を繊維方向が直交ように積層接着させた集合体です。
CLTの特徴
・施工が早い(人口がますます減る中の救世主)
・コンクリートより軽い
・断熱性が高い(省エネ効果UP)
・不燃性もある
実際にCLTの利点は知っていましたが、そのものを目の前にする機会はなかったので感動しました。
壁、天井、柱すべて木で覆われた建物の中に入ることで、木に身体が包まれた不思議な感覚と同時に癒しの効果を感じ取られました。
晴海CLTプロエージェントは1年運営したのち、五輪終了後の2020年9月には解体され、2021年に岡山県真庭市「国立公園蒜山」へ解体、移築。
新たに観光・芸術・文化の発信拠点として再生されます。
日本の国土の67%が森林で占められ、毎年8000万立法メートルが増加。
年間の国産材利用はたったの2000万立法メートルのみ。
今後、国産材の消費拡大により林業が活性化することで、地方創生になりうると期待されています。
興味のある方には、里山資本主義を提唱している藻谷浩介氏の書籍をぜひ拝読されることをオススメいたします。