コラム
8.152019
米をメートルと読むのはなぜ?
不動産業界に10年以上もいるのに、何も考えず平米という言葉を頻繁に使っていました。
今更ですが、今回、「君の名は」の聖地巡礼線・小海線で「野辺山」駅を通過した時、JR最高駅標高一、三四五米六七の読み方が1345、67メートルと「なぜ、米をメートルと読むのか?」疑問に思いました。
そんな時はウィキペディア!
(お世話になっているので、ついでにウィキペディアに寄付しました。)
実は、明治時代に当時の中央気象台(現在の気象庁)が国際単位であるメートル法を導入するときに、音訳で「米突」(メートル)と漢字を定めたのが始まりだそうです。
1891年から各気象台で気象観測の月報などに使用して、新聞などでも使われたことから徐々に一般にも広まり、そこから「米」一字だけでメートルの意味するようになったということでした。
その流れで平米=㎡、立米=㎥なんですね。
明治時代は、米を偏とする倍量・分量単位を作った始まりでした。
日本人にとってコメがいかに生活の中で大きな存在であったかが分かります。
旅をすることで、その地名の読み方だけではなく、新しい発見もあり色々と勉強になります。