コラム
2.32019
新しい住のかたち×働き方改革
サイボウズ株式会社(代表青野慶久氏)について
ITベンチャーだったサイボウズは一時急激に離職率が高まり、1週間に1回は送別会という人を採用しても次々に辞めてしまうという事態を過去に繰り返していました。
そこで、離職率を課題としてとらえ、”100人いれば100人の働き方がある”と社員の働きたい条件を徹底して聞き出し、上司の働き方の価値観の押し付けを排除、自由な働き方を受け入れた結果、離職率は一気に低下、人手不足のこのご時世において、働きたい企業の上位にランクインさせ、今や内閣府の働き方改革でも注目されている企業になっています。
どこでも・いつでも働けるように制度を整え、ツールを用意、社風を激変させ、本来であれば親の介護で辞めないといけない社員をとどめられ、優秀なエンジニアが実家に戻った結果、地元にコネクションがあることが功を奏して、今までとれなかったエリアで案件を受注できるようになるなど予想もしなかった効果が生まれているということでした。
会社の絶対ルールは「公明正大」「自立と議論」
阿保はいいけど、嘘は絶対つくな。 自分でやりたいことは交渉せい!時間に縛られない生き方。それを好む人たちには最高の職場です。
今後の価値観として、今まで大企業=よい会社だったけど、より個が重要視される時代になるということでした。会社というのは幻想。企業は虚構、企業ではなく個人に価値がシフトされるということです。
転入率が増加の一途をたどる東京都ではありますが、今後パラダイムシフトが起これば不動産の大大革命が起きるでしょう。満員電車は過去のものに?
既にシェアオフィス、シェアハウスと価値観が変わってきていますね。
自分が働きやすい環境に動いていくことで仕事の効率を上げることができる。だから場所もどんどんシフトさせる。そんな時代がくると人生に彩りがうまれます。
人生の大切な住処をより楽しくするお手伝いを多くの方にしていきたい!
サイボウズの働き方改革が早く広まることは人類の幸せのカギとなるでしょう。そんな時代が早く到来することを切に願います。