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コラム

世の汚れ

積水ハウスが被害にあった地面師事件の主犯格カミンスカス容疑者がようやく逮捕されましたね。
地主になりすまして、騙された積水ハウスが五反田にある2000平方メートルの土地を購入する際に63億円支払った有名な事件ですが、カミンスカス容疑者の偽造有印私文書行使容疑の刑罰がどの程度なのか調べてみました。

印鑑があるなし、国家公務員が作成する公文書、一般の人が作成する私文書で刑罰が変わるようです。

公文書

・印鑑あり 1年以上10年以下の懲役 (刑法155条1項)

・印鑑なし 3年以下の懲役または20万円以下の罰金(刑法155条3項)

私文書

・印鑑あり 3カ月以上5年以下の懲役(刑法159条1項)

・印鑑なし 1年以下の懲役または10万円以下の罰金(159条3項)

偽造は2種類あり、作成権限がない人が他人名義の文書を作成することをいい有形偽造、作成権限のある人が偽造の内容を作成することを無形偽造というようです。さらに真正に成立した文書に変更を加えることを変造というそうです。

公文書偽造に関しては森友問題で話題になり、なおかつ公用文書毀棄の容疑で佐川氏への事情聴取が行われました。

ここまでしなきゃいけない理由は、地面師とは全く異なるでも何か共通することがあるようなそんな気がしてならないのです。

地面師はお金に欲がくらみ。官僚は圧力に逆らえない雰囲気または出世欲。

共通するのは汚い空気が流れている感じでしょうか。

空気は綺麗にしたり、汚くすることもできます。

綺麗な空気で世の中をいかに渡り歩けるか?無理でしょうという人の声が聞こえてきますが、自分の感を信じて動きたいと改めて思いました。

 

 

 

 

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