コラム
11.302018
寄付事情
アメリカの大富豪、ウォーレン・バフェット氏、マークザッカーバーグ氏、ビルゲイツ氏は財産のほとんどを慈善団体に寄付すると決めています。
最近見て感動したボヘミアンラプソディーのフレディ・マーキュリー自身がHIV患者であったことから、世界規模でAIDSと戦うチャリティー財団、マーキュリー・フェニックス・トラストをフレディーの死去残りのメンバーで設立し、今も信託管理人(ブライアン・メイ ジム・ビーチ メアリー・オースティン ロジャー・テイラー)が財団を運営しています。
アメリカは遺産の相続先を自由に決められるようですが、フランスでは子供がいると子供に手渡さないといけないと決められていて、今法律を改正しようという動きがあると今朝、BBCで放送されてました。
子供に財産を多く残すとろくなことはない。昔からよく聞いた話です。
最近の覚せい剤云々の話でもその通りだろうなと思うのです。お金を稼がないと生きられないという基本の部分がごっそり抜け落ちても生活できるわけですから。。。人に必要とされてこそ、生きる活力が湧いてくるのではないかなと思います。
日本では、寄付先をすべて慈善団体へとしても、相続人に遺留分の請求は認められていますよね。遺留分は遺言でも侵害できない権利だそうです。果たしてそれが子供にとっていい方向に出るのか?親が子供に対してすることはお金を残してあげることではなく、生きる術を身につけさせてあげること。それに尽きるなと改めて感じました。
私は一人旅を独身時代よくしました。どんな国に行っても周りに助けを借りられる度胸がついた気がします。エジプトではあまりにも車が多すぎて渡れない、信号もない通りをある青年が一緒に手をつないで渡ってくれました。忘れられない感謝であふれる思い出が心に刻まれています。
子供に危険だとか言わないで色々と自由に体験させてあげたい。生きる術がきっと身につくはず!