コラム
8.142020
おたがいさまの世界に
当たり前にエネルギーがあると感謝しなくなる。
私ができることは、地球に優しい家を知ってもらい提供していくこと。
その一つとして、自然エネルギーを意識したえねこやの湯浅先生の話をお聞きしてきました。
湯浅先生は、他国と日本のエネルギー政策の違い、世界で起こっている事象を説明しながら、先の未来を考えた行動を後押しする目的で子供たちにエネルギーについて考えてもらうためのワークショップをえねこやという移動式の家をつかいながら活動をされています。
地球に優しい家は、人間がかつて自然に共生していたように、日本の国産材でつくる家なので自然に調和し居心地の良い空間も提供してくれます。
毎年のように続く異常気象、自然災害は人間が自然の恵みに感謝せず、共存の道を絶ってしまった結果。
もはや、仕方がないことかもしれません。
しかし、負の遺産をこれから生きる若い人たちに背負わせるのは問題であり、少しずつ変えてあげないと可哀想です。
プラスチック削減のためのレジ袋有料化と並行して、外食自粛のためにテイクアウトのプラスチックが増えるという悲劇。
コロナで学校が閉鎖され、一日1食の道も断たれた栄養失調の子供たち。
幼い用事を家に監禁したまま遊びに行き死なせてもらう親。
ベトナムではライスバンクがあり、食というライフラインを政府が保証してくれています。
日本のライフラインとして必要なのはマスクだったのでしょうか。
現在、シングルマザーや障害者をもつ親御さんの住まいの相談に乗っています。
大家さんの理解が進まないために家なき状態になりそうなのです。
家はあまっているのにどこかおかしい。
地球に優しくといいながらどこか矛盾している。
そんな状態を変えたい想いで気持ちが溢れています。